夜尿は脳や身体の発達とともに自然に軽快していきます。
夜尿症は、緊急を要するものではなく、心配な症状でもありません。
しかし、子どもを育てる側にとっては鬱陶しい問題です。
あまり相談もできずに悩んでいるかも知れません。
起こさず あせらず 叱らず が3原則です。
夜間に起こして排尿させることは、ホルモンのリズムを乱してしまい、かえって逆効果になります。
夜尿は脳や身体の発達とともに自然に軽快していきます。
つまり、一朝一夕になくなるものではありません。あせっても無駄でしょう。
夜尿は眠っている間におこってしまい、本人にはどうすることもできません。
それを自分のせいにされて叱られたのでは、子どもは大いに戸惑い傷つくでしょう。子どもは理不尽に怒られたことをうまく処理できず、長く尾を引いて心に残ってしまうでしょう。
夜尿に対して、排尿抑制訓練があります。
学校から帰ってきたら、なるべくおしっこを我慢して膀胱に溜めるものです。
また予防のために、水分は午前中に多く摂取し夕方から寝る前にかけては制限すること、身体の冷えを防止する対策をとるのもよいでしょう。
これらに加えて、医療機関で薬の相談をしたり、病気が隠れていないか調べてもらうとよいでしょう。