子けいれんが終わったら、そっとしておいてあげて下さい。次第に意識がはっきりしてきます。
けいれんが終わる時は、大きく「フーッ」とため息をついて力が抜けます。
あるいは、「ゲーッ」と吐いて、力が抜けてけいれんが終わることもあります。
やはり、吐いた物でのどをつまらせないように横向きにして下さい。
力が抜けると呼吸も戻って顔色がよくなってきます。少し安心できるでしょう。
その後は、そのまましばらく眠ってしまうか、意識がもうろうとして「ボーッ」となっていたり、むずがるように声を上げて錯乱状態のようになったりします。
いずれにしても慌てずに、なるべくそっとしておいてあげて下さい。
脳の中の秩序が回復するのに少し時間がかかります。
そのうちに、次第に意識がはっきりしてきます。これで安心できるでしょう。
必ずしも病院に連れて行く必要はありません。
風邪の熱で熱性けいれんを起こしたのであれば、そのまま家庭で引き続き風邪の看病をして下さい。
意識がはっきり戻ってから、薬や水分を摂らせて下さい。