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熱性けいれんの予防は、発熱した時に屯用で抗けいれん薬を使って予防します。

熱性けいれんは、日本人の子どもの約8%に起こります。
決して珍しいわけではありません。

熱性けいれんは大多数では一生に1回こっきりか 2回こっきりです。
一部の人には3回以上繰り返しみられま す。

たびたび繰り返すお子さんには、薬で予防することがあります。
主治医の先生に相談して下さい。
発熱した時に屯用で抗けいれん薬を使って予防します。
ジアゼパムという成分の薬で、坐薬ではダイアップ、シロップではセルシンシロップ、粉薬ではセルシン散、ホリゾン散などと言う名前で処方されます。

最初の熱が出始めたときにまず1回目を使います。
発熱を早期に察知することが肝要です。

薬は数十分で身体に吸収されて血液中の濃度が十分高くなります。
薬の効き目は約8時間持続して、その後薄れていきます。
その時点でまだ熱が高いようでしたら追加の薬を使うことになります。
再び薬の血中濃度は十分に高くなり、効果は数日持続します。
これ以上追加する必要はありません。

熱が出るたびに心配になって薬を使ってしまうと、使いすぎて眠気やふらつきなどの副作用が出てしまうことがあります。
使い方を守るようにして下さい。

熱性けいれんの再発防止のために、長期間、毎日抗てんかん薬を服用することもあります。
医師の指示に従って忘れずきちんと服用して下さい。
自己判断で急に薬を止めてしまうと、けいれん重積の原因になることもあります。
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