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てんかん発作には大まかに2つのタイプがある。いきなり脳全体に異常がおこる発作 (全般発作)と脳の一部分から異常がおこる発作 (部分発作)。

脳波検査の最中に、たまたま偶然に発作が起こることがあります。
このときは、発作を起こしている脳の状態がリアルタイムで脳波に記録されます (発作時脳波) 。

これを見ると、てんかん発作には大まかに2つのタイプがあることがわかります。

@ いきなり脳全体に異常がおこる発作 (全般発作)

いきなり全身にけいれんが起こった場合には、脳波計の針が一斉に激しく震えます。これは、頭のあちこちにつけた電極で同時に脳の過剰な活動をとらえた結果です。
脳全体が足並みそろえて同時に異常が起こった発作です。
このようなタイプの発作は全般発作と呼ばれます。
強直発作、間代発作、強直間代発作、欠神発作、脱力発作などの種類があります。
発作のタイプが判明すれば、それに有効な薬剤を選択して治療を試みます。

A 脳の一部分から異常がおこる発作 (部分発作)

けいれんは無いかあまり目立たずに、意識がおかしくなる発作では、脳波計の針の一部が異常に震えだします。
脳の一部分が過剰に活動して、発作が引き起こされます。
このような発作を部分発作と呼びます。
単純部分発作と複雑部分発作とに分けられます。
これに有効な薬剤を選択して治療を試みます。

結局、全般発作なのか部分発作なのかを見分けることで、治療の方針が決まることになります。
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