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てんかんは精神の病気ではなく、神経の病気です。神経の過剰な興奮を抑える薬を使って治す病気です。

てんかんの多数の人は薬によって発作を抑えることが可能です。
また、一部の人には脳外科的な手術も行われます。
これらの多くの人は治癒することが期待されます。
これは、てんかんに対する医薬が大きく進歩したことによります。

「てんかんは治らない」というのは、かなり時代遅れの誤った考えです。
さらに、「てんかんは精神病だ」とか、「家の系統にはそんな人はいない」と忌み嫌ったり、てんかんは発達が遅れる」といった間違った見方がいまだに世の中に蔓延しています。

正しくは、てんかんは精神の病気ではなく、神経の病気です。
神経の過剰な興奮を抑える薬を使って治す病気です。

また、てんかんの遺伝は一部で見られます。
しかし、遺伝するようなてんかんはかえって軽症です。
言い換えるなら、軽症だからこそ親から子へ受け継ぐことができるのです。
重篤な遺伝病であれば、親から子へ受け継ぐことは出来ません。
「遺伝病→重篤→忌み嫌う」ことは、偏見です。

「てんかんは発達が遅れる」と思われがちです。
おそらく、けいれんの時は顔色も悪くなり、恐ろしい形相です。
よって、見た人にとっては脳に障がいが残ると映るのでしょう。
誤解するのも無理はないと思います。
しかし実際は、よほどの重篤なけいれん重積や、特殊な場合以外、発達に遅れを来たすことはありません。

てんかんは無知による誤解や偏見の多い病気です。
てんかんをよく知って正しく理解して下さい。
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