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インフルエンザは、高い発熱や悪寒、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状が強く見られます。

インフルエンザは、患者の咳やくしゃみの飛沫を浴びたり、空気中のウイルスを吸入して感染します。
感染してから2日くらいで発病します。

インフルエンザは、見た目で診断できるような特徴的な症状はありません。

高い発熱や悪寒、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状が強く見られます。
これらの症状や、冬場の流行の情報が参考になるでしょう。
のどや口の中を見ても、あまり異常な所見はないとされています (写真) 。
逆に、それが特徴かもしれません。
病院ではインフルエンザを疑った場合、その場でできる簡単な検査で迅速に診断することもあります。

対症療法が基本です。
病院では安全性の高い解熱剤、風邪薬が処方されます。
抗ウイルス薬は発熱期間を短縮させる効果が期待されますが、薬による異常行動の副作用が懸念されています。

使用する場合は、子どもから目を離さないようにする注意が必要です。
他の人にうつさないように、出席停止期間は「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」となります。

インフルエンザが流行する前に予防接種を受けるのもよいでしょう。
医療機関に電話で予約した上で実施して下さい。

まれにインフルエンザ脳症が発症することがあります。
重篤な病気で小児科医の間で恐れられています。
死亡率も高く、救命できたとしても多くの方に脳の後遺症が残ります。

インフルエンザで発熱してけいれんが起こると、単なる熱性けいれんなのか、よもやインフルエンザ脳症が発症したのか非常に危惧されます。

けいれんは繰り返さず次第に意識が回復してくるのか、それとも意識が回復せずけいれんが反復するのか医師はかたずをのんで経過を見守ります。

また、早急に脳の検査 (頭部CT検査) を行って状況判断することもあるでしょう。
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