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伝染性紅斑は、パルボウイルスB19というウイルスの感染症です。特徴的なほっぺたの発疹から別名「りんご病」とも呼ばれます。

子どものホームケアの基礎 ホーム > 目で見てわかる子どもの病気 > 伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)
伝染性紅斑は、パルボウイルスB19というウイルスの感染症です。
特徴的なほっぺたの発疹から別名「りんご病」とも呼ばれます。



一般に予後良好で、特別な治療は必要としません。
まさにりんごの様に、左右両側のほっぺたがいっぺんに赤くなります。
鼻から少し離れたところが一面に赤くなるのが特徴です。
耳の近くのほうでは、まだら模様になります。
発疹全体が少し盛り上がったようになっています。
一度見て知っていれば誰でも見てそれとわかるでしょう。

しかし知らない人にとってみると、目立つ発疹が急に顔に現れて、びっくりして病院を受診することになります。

顔の発疹に少し遅れて腕や脚、身体にも発疹が出ます。

発疹は明るい紅色で、大きさを広げながら、隣の発疹とくっつきます。
発疹の中心部の色が消えていきます。網目状とかレース状と表現されます。

これらの発疹は、いずれあとかたもなく消えていきます。
発疹が出るまでは咳などの風邪の症状がみられますが、それ以外特異な症状はありません。発疹が出て気が付かれます。
顔の発疹は目立つので、人にうつるのではないかと思われがちです。

しかし、
発疹が現れた時にはすでに、他の人にうつる可能性はなくなっています。
隔離する必要はありません。








【伝染性紅斑と妊婦さん】

妊婦さんがこれに感染すると、胎児水腫や流産の原因となる可能性があります。
まわりで流行していないか敏感になって外出も控えたり、不用意に風邪症状の人に近づかないようにして下さい。

【伝染性紅斑と溶血性貧血】

溶血性貧血を起こす病気を持っている人がこのウイルスにかかると、重度の貧血に陥ることが知られています。
このようなめずらしい病気が、事前に診断されていれば感染に注意していましょう。
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