けいれんで救急車を呼ぶときは

けいれんで救急車を呼ぶときは

早急に医学的処置を行う必要のある場合に救急車を呼びます。
それは以下の場合です。

① 事故やけが、中毒が原因の場合

一刻も早く救急車を呼んで下さい。
待っていてもけいれんやその原因となった事態は悪化するだけで、よくなる見込みはありません。
周りの状況をよく観察して、これらの原因かどうかをいち早く判断することが大切です。
また、その現場で、自分自身が同じ事故、けが、中毒にならないように注意して下さい。
例えば、子どもが農薬中毒になった時、不用意に農薬のビンや服についた農薬に直接触らないように注意しなければいけません。

② けいれんがなかなか (5分を目安に) 止まらない時

けいれんが長く持続する場合は重いけいれんです。

原因が事故、けが、中毒ではなくても早めに処置を受けるのが適切です。
救急車を呼んで下さい。
しかし、子どものけいれんの多くは数分で止まります。
よって、救急車を呼ぶ前にまずは数分間見守って、止まるか止まらないか見きわめて下さい。
止まるはずの時間を通り越してもけいれんが続くようであれば、もしかしたら重いけいれん (けいれん重積) かもしれないと判断して救急車を呼んで下さい。

③ けいれんがいったんは止まっても意識が回復しないまま繰り返す場合

意識が回復しないまま反復するけいれんも重いけいれん (けいれん重積) が疑われます。救急車を呼んで下さい。

119番に電話するのに数分かかります。
それから救急車が来るまで5~6分はかかるでしょう。
それまでの間は、引き続き安全の確保、気道の確保、観察を行っていて下さい。
前へ 一覧 次へ

子どもの注意する症状・ケガ・事故

けいれん・てんかん

目で見てわかる子どもの病気

子どもの発達障害