単純ヘルペスⅠ型感染症

単純ヘルペスウイルスⅠ型感染症

単純ヘルペスウイルスⅠ型は口の中や唇、皮膚、眼、脳に病変をもたらします。

歯肉口内炎は乳幼児に好発し、高熱が数日間続きます。
口の中の粘膜や舌に周囲が赤くなった水疱、びらん、潰瘍ができて痛みが強く、水分の摂取もいやがります。
歯ぐきは荒れて、赤く腫れて出血しやすくなっています。

解熱鎮痛薬の頓服や、抗ウイルス薬を使用します。
痛みを抑えるような軟膏を口の中に塗ったりします。
1~2週間で治っていきますが、水分がとれず脱水となれば点滴したり、入院することもあります。

ウイルスは、治った後は神経の中に潜伏します。
そして、体調を崩したときなどに再発してきます。

まれに重篤な脳炎が起こることがあります。
医師は少しでもこれを疑ったら、すぐに治療を行います。
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